2008年7月5日土曜日

第6回「VMware Serverの仮想マシンに外部からアクセスする(SSH編)」

毎日書くつもりが、もう1ヶ月ぐらい更新していなかった...
続けることは難しいものです。

さて、Webサーバーでファイル共有できるようになり便利になりましたが、
仕事柄Linux環境も使用できるようにしないといまいちです。

そこで、第6回目のお題は「VMware Serverの仮想マシンに外部からアクセスする(SSH編)」です。

1万円のパソコンを見つけ、Linux用サーバーにしようかなと思ってましたが、
部屋狭くなるし、電源コード増えたり、管理が大変になりそうで悩んでました。
悩んでいるうちに、仮想マシンで外部からアクセスできれば便利かなと思ったので、
試してみました。
日ごろからお世話になっているVMware Player(仮想マシン)で試してみましたが、
どうも接続できそうにありませんでした。

PlayerでだめならServerなら大丈夫かなというノリで試したら成功しました。
VMware Serverは無償でダウンロードができ、登録してシリアル番号を取得する必要があります。

ホストOSはCDブートで起動するKnoppixを使用します。
外部接続にはTera Termを使用します。

・VMware Server環境設定
①VMware Serverをインストール。Help→Enter Serial Number→シリアル番号を入力。
②File→New→Virtual Machine→Typical→Other(VersionはOther)→Use network address translation(NAT)→Disk size(GB)は1Gくらい

・SSHサーバ設定
③KnoppixのCDをCD-ROMに入れて、仮想マシンを起動。
④Knoppixが起動後、設定→ネットワークカードの設定→DHCP設定。
⑤その他→KNOPPIX→Services→Start SSH Server→パスワード設定
※④、⑤はバージョンによって方法が異なるかもしれません...
⑥VMware Serverと一緒にインストールされる仮想NICを設定するツール
Manage Virtual Networks(vmnetcfg.exe)を使って、以下のように設定。

NATタブ内のEdit→Port Forwording...→Incoming TCP ports内のAdd...→
Host port:22
Virtual Machine IP Address:192.168.XXX.XXX(仮想マシンのIP(ターミナルからifconfigして、inet addr:192.168.XXX.XXXの部分))
Port:22

・ルータ設定
⑦「ルータのNATアドレス変換をLAN側IPアドレスをサーバのローカルIP、プロトコルはTCP、ポート番号は22(SSH)に設定」→「IPフィルタは外部装置から開始されるTCPセッションを遮断しないようにする」

・外部接続
⑧Tera Term起動し、ホストをサーバのグローバルIP、TCPポートは22、サービスはSSHで接続。
⑨ユーザ名はKnoppix、パスフレーズはSSHサーバ起動時設定したパスワードを入力して接続完了。


これでちょっとしたLinux環境の試験ができそうです。
時間があれば、ホストOSを変えてみる予定です。